突然現れた彼は、果たして救世主なのか?それとも……。
なんだ君は……って。
変なおじさんではなかったw
救世主でもない!!
あっ!子ネコが!?
冷たい……。
町長、止めて!!
本気で言ってるのかな。さっきまで、散々苦情を言ってた人たちも黙っちゃったよ。
そうだよ、話し合おう。
二人は慌ただしく出ていってしまった。ちゃんと話し合いは行われるのだろうか。
せっかくソーミャちゃんが助けてあげたのにね。
いくらなんでも海に放り込むってのは、ないよね。
なんとか頑張ってみるよ!
町長の家に来てみたら、話し合いの真っ最中だった。よかった。まだ間に合った。何とかして海に捨てるのだけは止めないと!!
わかってあげてよ。
町長が子ネコを海に放り込むのを止めたのは、ソーミャちゃんのことを思ってだったんじゃなくて、こっちの理由が本音だったのか。
気付くの遅いよ。そんなんじゃ、泥棒に入られちゃうよ?
なんで教えなきゃいけないの?
子ネコを海に放り込むつもりなら、付き合うつもりはないよ。
え?!
そういうことなら喜んで手伝うよ!
さっきまで子ネコを海に捨てるって言ってたのに、親元に返しに行くと言い始めたヒューザ。最初からそのつもりだったのかな。信じて手伝ってあげよう!